自作ノベルについて語る - ゆめいろの空へ - ノベルゲームのお話
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自作ノベルについて語る - ゆめいろの空へ

ノベルゲームのお話
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ゆめいろの空へ自作ノベルについて語るシリーズ3回目は、「ゆめいろの空へ」です。未プレイの方は、もし宜しければこの機会にプレイしてみてください(ふりーむでダウンロードVectorでダウンロード)。

この作品は、2010年に作りました。2004年に「カレイドスコープ」を公開した直後、すぐにこの作品のプロットを思いつきました。共同制作の「エイトストーリーズ」「ななつぼし」を含めて、自分で書いた物語の中では、一番思い入れがあります。にも関わらず、一番話題にならなかった作品です(笑。それなりにはレビューなどもしていただきましたが)。

元々この作品は、「日常を積み重ねて、最後で『積み重ねた日常の故に感動できる』ような作品」を書いてみたいなと思ったのが始まりです。あのオチも、割とすぐに思いつきました。

しかしそうなると、ゲーム内の期間で数日とか、1ヶ月2ヶ月を描写するだけでは、ラストに絶対説得力がないと思ったのですね。なので、「1年」を期間として、1ヶ月を1話とし、プロローグ+全12話構成にする事にしました。結果として、このやり方はまあまあ上手く行ったと思っています。

1話はおおよそ20分ですので、短編ノベル1本分です。だらだら書けばいいというものでもなく、1話の中にそれなりに流れを作り、それなりに盛り上がりどころやオチも必要ですので(なんの盛り上がりもオチもない話も結構あるけど)、12話書くのはなかなか大変でした。特に、季節が夏から秋に移った辺りですね。書いてる方も中だるみしたんですかね(笑)。

ゆめいろの空へこの作品のコンセプトは、「ミスディレクション」です。マジック用語ですが、要するに「謎を2つ用意しておき、1つの謎は割と分かりやすく提示し、読者が気付き易いように伏線も見せる。そうしておいて、もう1つの謎の伏線もそれとなく提示する事で、2つ目の謎にあまり注目が行かないようにする」というものです。

この、1つ目の謎(スピカが実はどうのこうの)は、読み手が途中で気付きやすいように伏線を張ってあります。そうして、薄々気付かせるように書きました。そうする事で、メインのもう一つの謎(ロジータのどうこう)については、あまり目が行かないような作りを目指したのです。読み手は普通、読んでいて1つの謎に気付いたと思ったら、それほど他の事は追求せずに読み進めるものですからね(推理小説なんかはそうだと思いますし、そもそも私がそうです)。

謎からあまり目を遠ざけようとすると、明かされた時に唐突感がありますし、かと言って丁寧に伏線を張りすぎると途中で気付かれてしまいます。この2点を同時に何とかしたいと思って、ああいう作りにしました。なので、ロジータについての伏線は結構堂々と張っています。あの物語の作りなら、普通読み手はスピカの事に目が行きやすいですから、それを利用した訳です。

結果、久住女中本舗の道玄斎さんにいただいたレビューで、その作戦がまあまあ上手く行った事を知り、道玄斎さんのレビューを見た時は、一人ほくそ笑みました(笑)。これをプレイして、「スピカの正体は気付いたのに、ロジータは気付かなかった」と思われたら、ご安心ください。作者の目論見通りです(笑)。スピカとロジータは、自分が作ったキャラの中でもトップクラスのお気に入りです。

ちなみに、ゆめ空の他のレビュー。少ないですが、どれも好意的な感想を書いてくださっていて、とても嬉しいですね。

こんな作品を待っていた!「ゆめいろの空へ」(SU-Ⅲ 電脳紀 Second)
ゆめいろの空へ(日向の窓辺)
レビュー「ゆめいろの空へ」(けんのすけのブログ)
ゆめいろの空へ(キャトル・ミューティられーション)
「ゆめいろの空へ」をプレイしています。(ネタバレ注意!) 「ゆめいろの空へ」をプレイし終えて。(Like a spiral staircase)

この作品、絵が何もないのですが、実は立ち絵、1枚絵をつけてリメイクする予定でした。立ち絵は全部出来ていたのです。しかし、諸々の事情で断念してしまっています。リメイクしたら、少しは多くの人にプレイしてもらえるかなと思っていたので、かなり残念に思っています。もし、リメイクに協力していただける方がいらっしゃったら、大歓迎です(いないか(笑))。

それなりに楽しめる作品だと思いますので、今からでもこの作品をプレイした方は、是非感想をお寄せいただければ幸いです。大喜びします。

今、「ショートショートショート100」という企画に参加し、既に3本のシナリオを書きました。久々に物語を書いて(超短編ですが)、少し創作に対する意欲が戻りつつあります。「ゆめ空」は凄く力を入れた物語で、もうあんなのを書く事はないだろうと思っていますし、あれほどの長さのものは書かないかも知れませんが、また何か長めの物語でも書いてみようかなと思っています。

とにかく、この作品においてスピカとロジータ、主人公の行人の3人の掛け合いは、個人的にも凄く気に入っています。もしプレイした方は、ぜひこの3人のやり取りを楽しんでくださいね。
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